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2005年11月30日(水)

芸術の秋

もう秋は終わりですか、そうですか。

横浜トリエンナーレ2005。 私には芸術的センスなどないわけですが、それでも芸術に触れるのは楽しいです。 しかし、いわゆる現代アートは難しいんですよね。 だから、作品の横にちょっとした解説があるとそれがヒントになってより一層楽しめたりするかなーと思うんですが、どんなもんでしょうか。 今回のトリエンナーレではこれっぽっちの解説もありません。 別売りのカタログ本にはいろいろ書いてあるみたいだけど、『攻略本』なしではよくわかんない仕組みになっているようです。 見るだけで素人の心にもグッとくるような作品なんて、そうそうあるもんじゃありません。 そうそう、映像作品が多かった印象があります。 あんなにたくさんの作品が並んでるところで小さなモニタに10分もの長大な映像作品を流されても、じっと見てられるほど心に余裕ないわけでして。 ちゅーか、つまんねぇモノに10分も付き合えるかと。

「余白」と「バランス」が私の人生のテーマなんですが、横浜美術館でやっている「李禹煥 余白の芸術」はそのタイトルに心惹かれちゃったので見に行ってみました。 とにかく白いんだけど、キャンバスを大きく越える作品世界は感じることができます。 壁全体というか、見える範囲全域に渡ってわずかな影響を広げているのがたった一筆の点だったりするのは感動的です。 彫刻(ちゅか置物だが)は相互の間に不思議なエナジーが張り詰めてる。 石ころの豊かな表情にちょっと驚き。 私としてはかなり好き。 ただ、余白を人生のテーマにしていない人にはイマイチかもしれないです。 石庭とかに惹かれる人なら何か感じるものがあるかと思います。

投稿者 ミキオ | 2005-11-30(水) 23:41:59 | [日記] | 2005年11月 | ツイートする

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