ギアドライブ
久しぶりに名前萌えというかネーミングセンス萌えな商品が現れました。 ピクシーダスト磁性体以来です。 その名はギアドライブ。 キーボードに関するテクノロジで、キーの上下運動をギアで制御する新機構。 キー全体が垂直に動くから端を押しても入力ができる、だそうです。 今マイクロソフトのNatural MultiMedia Keyboardという微妙にマイナーな感じのキーボードを使っているのですが、端を押してもちゃんと入力できますよ。 端を押したら入力ができないという状況がよく分からないな。 もしかして「ギアドライブ」は意味のないテクノロジなのでしょうか。
入力デバイスとはいえ、入力だけしてればいいってモノでもないのです。 キートップの端っこを押すというのは、入力者のミスなのです。 ミスを許容して正しく入力できるようにする、というのは一見正しいように思えますが、実は正しいと言い切れない部分があります。 私が思うにこの場合の正しい方法は、あんたミスしたよ、という情報を迅速的確かつ正確に入力者にフィードバックすることです。 入力者はそのフィードバックを感じ、ああミスしたんだなと判断し、次からミスしないように指の位置や力の入れ具合を調整するわけです。 入力に対して正確にフィードバックし、修正し確認し、さらにフィードバックする無限ループ。 これこそがマンマシンインターフェイスであり、人と機械のコラボレーションなのです。 人馬一体の入力エクスペリエンスなのです(そろそろ訳分かんなくなってきました)。
おかしいな、なんだか「ギアドライブ」がいらない子みたいじゃないか。 そんなことないはず、久しぶりの名前萌え商品なんだから。 実用製品としてのとしての実効性とか優位性とか、そういうのとは関係なくさ、ギア(歯車)ってオトコノコ的に燃えアイテムじゃないですか。 キートップの1個1個にそれぞれ4つの小さなギアが入ってるんだと思うと、もう燃え燃えじゃないですか。 なんとしても買っていきたいと考えております。 発売は10月上旬だそうです。 ヨドバシ通販では3,980円になってます。
追記。 あとで思いついたんだけど、ShiftとかCtrlとかの大き目のキーは確かに端を押すと引っかかる感じがするね。 このあたりにギアドライブ先進のテクノロジが生きてくるといいな。 構造が複雑になって高コストが心配されるけど(主に私の脳内で)、普通のキーには従来の構造を、大きなキーだけにギアドライブを使うようなハイブリッドタイプも生まれてきたりするのかも。 なんにせよ実際触ってみないとなんとも言えませんね。
投稿者 ミキオ | 2006-09-21(木) 00:51:16 | [ハードウェア] | 2006年09月 | ツイートする