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2006年11月05日(日)

アイドルマスターのプロモーション動画

東京ゲームショウ(以下TGSと略)に出展されたアイドルマスターのプロモーションムービーがXbox Liveのマーケットプレイスで公開されています。 巷で胡麻和え動画としておなじみのアレです。 これまでも公式サイトから低解像度のムービーをダウンロードできるようになっていましたが、今回のはもちろんハイビジョンです。

手首から先なんて骨格から作ってたらデータ量が尋常じゃないような気がするので、いくつかのパターン(グーパーピースとか)を挿げ替えつつ使うのかなとか思ってたんですが、このムービーの手の演技を見るとちゃんと指5本にそれぞれ関節を作っているように見えます。 首付近のアクセサリの揺れ具合も心地よいのですが、適当に揺らしているだけでは説明できないのがピンク衣装の春香さんの胸のリボン。 まるで物理演算してますよと言わんばかりの爽快なモーションです。 本当に物理演算してるならXbox 360のプロセッサパワーが脅威ですし、実はそれらしく見えるように工夫してるだけだといわれればプログラマの職人スピリットに感激です。 ちなみに春香さんは頭にもリボンがあって、そっちはなんだか非常に布っぽい動きをしているような気がしてなりません。 脳内をクロースシミュレーションなんて言葉が通り過ぎて行きます。 新人美希さんは体の影がボリューム感あふれる髪の毛に出てたりしてますね、いわゆるセルフシャドウってやつでしょうか。 よく見るとやよいさんの背中の羽根にも髪の毛の影が付いたりしてます。 点在するバリライト風のモノが実はHDR表現だとか言われると笑いそうだ。 ドライアイス焚くときは当然パーティクルレンダリングですよとか言われると泣くかもしれない。

その後、サンプルビデオクリップってコトでrelationsのプロモーションクリップが公開されています。 これはTGS版よりも進んだバージョンのエンジンなのでしょうか。 動画の圧縮率を高めるためにフレームレートを押さえて、エッジが甘くなってるだけだってきっと。 いやいやまさかそんな。 この時期にモーションブラーと被写界深度表現を実装だなんてそんな無茶な。 でもまあそう思ってた方が夢があっていいよね。

GAME Watchでときどきやっている「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」あたりで、ひとつアイドルマスターの秘密に迫ってもらいたいと期待しています。 TGS特集のときもスルーされてたし。 専門家の目から見るとアイドルマスターのグラフィックテクノロジは突出したものじゃないのかもしれないけど、それでも音楽とのシンクロとか漫画的な表情とか、技術的に特筆すべき点は何もないってわけじゃないと思うんだけどなぁ。

投稿者 ミキオ | 2006-11-05(日) 01:39:11 | [アイドルマスター] | 2006年11月 | ツイートする

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