今ごろですが、シムーン
シムーン。 行きましょう、自由になれる場所へ。
昨年の春から放送されたアニメ作品。 当時時間のやりくりがうまくいかず、見ることができずに保存だけしてあったのをようやく見ることができました。 この手の難しい作品はリアルタイムで見るよりあとでまとめてみたほうが分かりやs(ぎゃ) リアルタイムでわくわくしながら見たあとで全巻DVDを買って、まとめて見るのが正しい姿でしょう、ええ。 だからさ、バンダイビジュアルは1話1,000円で十分に儲かるようなビジネスモデルを模索して欲しいと心から願います。 1クール作品なら全話揃えても15,000円、2クール作品なら25,000円、4クール作品で50,000円が適正価格……ていうか私の買える限界。
背景の絵が水彩っぽい淡い感じで素敵。 その前で芝居するキャラクタが濃い少女マンガで、これまた素敵。 物語は限りなく重く、作画は限りなくエロく。 最初は淡い背景と濃いキャラクタのギャップが不自然に思えて気になってしょうがなかったけど、見ているうちに慣れてきた。 思春期の少女たちの、世界と自分の精神的な乖離感を表したモノだと思えるようになってきた。 あの頃ってさ、世界が妙に薄い色に見えることがあったよなぁ。 音楽もイイ。 DVDに5.1chサウンドが収録されていたら思わず購入してしまうところだった。 でもさ、どうしてCGIはいつもツルツルのテカテカなんだろう。
名前が覚えにくかったです。 人の名前は何度も出てくるし、顔と芝居とセットで覚えることができるので何とかなるのですが、役職や概念が難しい。 サジッタがサジタリウス→ガンナーの連想から後ろの席の人と覚えられたけど、アウリーガなんて無理。 結局最後までアルクス・プリーマは覚えられなかった(脳内でアーガマと呼称)。 コール・テンペスト以外のコールも覚えられなかったなぁ。 用語に関しては公式用語集では話にならず、シムーン情報まとめWikiがなければ途中であきらめていたに違いない。 とにかく、最終話のロードレアモンの髪型には泣いた、ということさ。
テンプスパティウムは戦争を望んでいるんだろうか。 否。 戦争を望んでいるのは人間。 そして今、間違いなく戦争という状況。 では、世界は神の意思ではなく、人間の意志によって突き動かされているんだろうか。 んー、世界に、時間に、歴史に、意思なんかないのかも。 あとから都合のいい解釈をくっつけて、まるでそこに神の意思があったかのように、人の意思があったかのように思い込んでいるだけかも。 時間はただそこを流れているだけ。 世界はただ、そこにあるだけ。
投稿者 ミキオ | 2007-01-13(土) 21:40:21 | [アニメ・コミック] | 2007年01月 | ツイートする