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2007年01月20日(土)

[買物|本] ロケットガール3 私と月につきあって

野尻抱介さん、「ロケットガール3 私と月につきあって」(富士見ファンタジア)。 イラストはむっちりむぅにぃさん。

物語のベースの部分が物理法則に縛られていると、上の方で展開されるドラマに迫力と説得力が増します。 このお話は物理法則の上に女子高生というファンタジーを乗っけることで安定したエンターテイメントに仕上げています。 いきなり魔法で解決したりすることなく、手の届きそうな範囲のロジックとシーケンスで月への冒険を突き進みます。 行き先が月だってのも手が届きそう感を一層引き立てますね、これが火星や金星だと遠すぎて現実感が薄れちゃう。 これがアニメになるのかぁ。 楽しみです、WOWOW映らないけど。 いまどき衛星放送を受信できない家があるってのがびっくりですが、ないんですよ我が家にはBSアンテナが。 すぐにDVDが出るだろうと期待中。 あ、DVDを買うよりBSアンテナ立てたほうが安上がりか……。

そうそう、物語の物理法則が正しいかどうかはあまり重要じゃないです。 物語の世界がそれらしく見えるなら問題ないです。 ここらへんは作者のバランス感覚というかなんと言うか、例えば物理法則に無慣性航法というファンタジーを埋め込んでやすやすと光速を超えてみせたレンズマンや、アインシュタインの下に無理やりエーテル宇宙をぶち込んで力でねじ伏せたトップをねらえ!は、私の中では上質のエンターテイメントなのです。

投稿者 ミキオ | 2007-01-20(土) 17:28:16 | [アニメ・コミック] | 2007年01月 | ツイートする

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