[買物|本] 冬の巨人
古橋秀之さん「冬の巨人」(徳間書店・Dual文庫)。 イラストは藤城陽さん。
世界が何か大きなものに乗っている、あるいは何か大きなものによって動かされている。 まさしく巨人の背に乗った世界という、非常に分かりやすいような分かりにくいような面白い設定。 この人は作品によってまったく色が違うねぇ。 シスマゲドンと同じ人とは思えない。 たぶん違うね。 小さな精神的生命体の集合体に人間の皮をかぶせたものだと思う。 たまたま表面付近に出てきた小さな生命体が執筆してるんだよ。 だから毎回違ってるように見える。
各章の扉の裏側にネコイラストがあります。 このネコ、物語の途中でとある事象が巻き起こってしまうんですが、そこで思わず「うああ」みたいな変な声が出ました。 出たのは声だけなんですが、最終章の扉のイラストで涙腺決壊。 号泣ですわ。
投稿者 ミキオ | 2007-04-26(木) 21:33:51 | [アニメ・コミック] | 2007年04月 | ツイートする