[買物|本] フリーランチの時代
小川一水さん、「フリーランチの時代」(早川書房・ハヤカワ文庫JA)。 表紙イラストは橋本晋さん。 693円で購入。
launchかなと思ったんだけど、お昼ご飯のほうでいいみたい。 短編集です。 緻密に設定されたSF的世界観の中で、ヒトとは何かを考察する内容。 こういうの、哲学って言うのかしら。 ヒトは食べなきゃ生きていけないけど、もし食べなくても生きていけるとしたらどうか。 「食べること」から自由になってしまったとき、ヒトはヒトとして存在できるのか。
新井素子さんの作品を思い出した。 交通事故でクローンに入れ替わって……みたいなやつ。 「今はもういないあたしへ…」だっけか。 新井素子さんの作品の結末は自滅的なものだったような気がするのですが(遠い記憶すぎて思い出せない)、この小川一水さんの作品は結末が力強いです。
投稿者 ミキオ | 2008-07-27(日) 23:40:54 | [アニメ・コミック] | 2008年07月 | ツイートする